『型絵染展』
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『型絵染展』について
この度、”型絵染”分野において活躍されている作家さんの作品を集めた『型絵染展』をきものKUREHA店内にて開きます。
独創的な”型紙”のデザイン。広がる世界観。同じ作者であっても、”型”によってそのテイストは大きく異なります。そんな型絵染というカテゴリーの奥深い魅力に触れていただきたく展示を行います。
会場では、複数の作家さんの型染め作品に触れることのできると共に、作品のオーダーも受付いたします。オーダーについては、お客様の希望を汲みつつ、素敵な作品となるよう一緒にご案内いたします。あなただけの宝物となる作品をぜひこの機会に。
主な展示作家(五十音順)敬称略
荒川眞理子
岡本隆志
岡本紘子
小沢美由紀
小島貞二
関美穂子
展 示
各作家による型絵染作品(名古屋帯中心)
作品オーダー相談会
併 催
型絵染に合う織り着尺さまざま(三才山紬など)
と き 2023年11月25日(土)~27日(月)
10:00 - 18:00(最終日17:00迄)
ところ 長野県茅野市ちの3502-1ベルビア2F
きものKUREHA店内
※新宿駅より特急あずさにて2時間、JR茅野駅ビル「ベルビア」に店舗がございます。都内からアクセスが良く、実際にお客様にお越しいただいております。お車の場合は、ベルビア地下駐車場(3時間無料)がございます。
荒川眞理子 九寸名古屋帯「らんまん」
型絵染とは
伊勢型紙をつかう江戸小紋や京友禅の技法など、「型」をつかった染め技法には様々あります。『型絵染』においても伊勢型のように、その多くは重ねた和紙を切り抜いて型とします。
型染技法の多くが分業であるのに対し、型絵染は作家自らが型をデザインし、染めまでを行う(中でには型紙まで自身で切り抜く)ように非常にパーソナルな工程で制作されます。
よって、『型絵染』と呼ばれる作品は、作家の世界観が生地をカンバスとしておおらかに表現されてることに大きな特徴があるのです。
関美穂子 九寸名古屋帯「花喰い鳥」
当店お客様の着姿になります
”民藝”からつづく美意識
”型絵染”の言葉自体は、人間国宝の芹沢銈介氏に与えられたのが始まりです。1940年前後、柳宗悦によって提唱された民藝運動のなかで芹沢銈介氏は、本場の紅型に出会い作風を発展させていった経緯があります。
芹沢銈介氏が紅型に大きな影響を受けていたこともあり、現在制作されている作品においても染料でなく顔料によって染められていたり、技法は紅型にルーツがあります。
現在、芹沢銈介氏のもとで学ばれた作家さんがご活躍であり、民藝運動から脈々とつづく日本的美意識のひとつの結実があります。
型絵染のコーディネイト
産地の紬に型絵染の帯を合わせる。手しごとの染め・織りが響き合う、とても好きな取り合わせです。会期中は、当店と同じ長野県にて織られている「三才山紬」を中心に、コーディネイトをご紹介いたします。
小沢美由紀 九寸名古屋帯「ポピー」
三才山紬 草木染着尺 小格子
ご来場予約お待ちしております
工芸的きものは、ただ手元に在り眺めるという悦び、そしてその美しさを身に纏える悦びがあります。また、そんなきもの(たとえば帯)が、ご自身のお好み(エッセンス)を加えたものであったならどんなに素敵だろうと思います。今回のオーダー会にてお手伝いできればと思います。
もちろんオーダーだけでなく魅力的な作品が並びますので、お気軽にご来場いただいてご覧いただければ幸いです。ただ、小さな店舗でスタッフも少数ですのでご来場予定をお知らせくださいませ。皆様のご来場こころよりお待ち申し上げます。
展示期間中は公式LINEを使った、オンライン商談も対応いたします。お気軽にご相談くださいませ。(事前にご予約をお願いいたします)
10:00 - 18:00(最終日17:00迄)
きものKUREHA店内
お電話:0266-75-2908
ご来場予約フォーム:こちらからお進みください
公式LINE: